【ドリフェス!楽曲考察】NEW STAR EVOLUTION、リバーシブル→バレンタイン、君はミ・アモールの感想
ゲーマー姉弟の
64弟 (@64_oto)と、
64姉 (@64_ane)です。
クオリティが高いと思った、人気の女性向け音ゲーアプリの楽曲を聴き比べる企画第1弾。
今回は2.5次元アイドル応援型ライブリズムアプリ『ドリフェス!』の楽曲について研究しました!
【ご注意!】
これはあくまで音楽的な視点での評価です!
「わかってねえな~。この曲はこういう背景があるから良いんだよ」
などのご意見ももちろんあるかと思いますが、
単純に1つの曲として聴いた場合でレビューしています。
『ドリフェス!』とは?
つい先日一周年を迎えたドリフェス!さん。
「サイコー超えてる!」が合言葉です。
2016年5月25日にアプリがリリースされ、
同年の11月にはお店で遊べるアーケードゲームが登場し、
10月~12月にはアニメも放送されました。
※こちらからアニメが無料で観れます(全12話)
(アニメについて詳しくは後述しています)
プレイヤーは、ファンとして『ドリカ(=ドリフェス!カード)』をアイドルたちに贈ります。
そのドリカに描かれたアイテム(衣装)を着てアイドルたちがパフォーマンスをする、
それを背景にあなたが音ゲーをするというゲームです!
イメージとしては『アイカツ』や『プリパラ』の男性アイドルバージョンみたいな感じかも。
リズムゲーム部分の仕様は、ノーツが右から左から流れてくるという、結構新感覚なものです。
楽曲は全てオリジナル曲で、それぞれ振り付けがついていて楽しいです。
歌うのはもちろんキャラのキャストさんで、
みなさん普通の声優ではなく、アミューズ所属アーティストさんです。
“応援したい欲”を非常にかきたてられるコンテンツです!
神アニメだと話題でしたね!
ドリフェス!のアニメは、とても丁寧に作られた、アツい王道アイドルアニメ!
スタッフさんの高度な謎のセンスをところどころで感じます。
テンポがよくて退屈な話がひとつもないのに、
疲れずに観れて元気になれるアニメだと思いますよ!
ギャグもシリアスも上手に、気持ちよくみせてくれるなあ~と、感心しちゃいました……。
ある重要なキャラがイジメで暴力をうけ続けるシーンは結構辛かったです(笑)
これは初めてのバラエティーで胸キュンなシチュエーションの撮影をしているところ。
これはメンバーの千弦くんが火を噴いているところ。
これはオリジナル曲を懸けてヒラタケを採りにいっているところ。
これはアイドルの輝きで迷子を保護しているところ。
既に2期の制作発表もされています! 楽しみー!
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楽曲レビュー
さて、ドリフェス!の楽曲は音楽オタクの弟にどう響くのか!
姉としては、アイドルらしいリアルな良曲が揃っていると思います。
主人公ユニットの『DearDream』はキラキラしたポップな曲が、
ライバルユニットの『KUROFUNE』はクールでメロディアスな曲が多いです。
姉が特に「いいな」と思っている3曲を弟に聴かせて、それぞれ評価してもらいました!
はりきってパートごとに研究してくれたようです。
『NEW STAR EVOLUTION』- DearDream
主人公たち5人によるユニット『DearDream』のデビューシングルです!
※歌っている声優さんたちはこちら。
及川 慎(CV:溝口 琢矢 )
佐々木 純哉(CV:富田 健太郎)
片桐 いつき(CV:太田 将熙 )
沢村 千弦(CV:正木 郁)
【公式PV】※フルで視聴可能です。キャストさんたちによるPVです。
www.youtube.com
※フルバージョン・CD情報はこちら
PVはもちろんゲーム内のと同じダンスです!
(ゲームではキャラが片手にマイクを持ちながら踊ってるからちょっとだけ違うかな)
比較して見てみたいところですね!
イントロ
盛り上がりを感じさせてくれるポップなイントロ!出だしから爆発力と期待を感じることができますね。
たしかに! 明るい曲が始まるぞ~! ってわくわくしますな。
Aメロ
合いの手をふんだんに使ったとてもアイドル曲らしいセクションです。合いの手というのは、「(Days)1日がさ♪(Past)あっという間で♪」の「Days!」とか「Past!」のことですね。
また、ここは2番では機械音声を設けたりといった工夫をすることで、曲のマンネリ化を防いでいます。
Bメロ
ドラムパターンの変化と、高音のピアノの旋律が加わることで叙情的な雰囲気を醸し出しているセクションです。Aメロの時のドラムが「ズンチャッ♪ズンチャッ♪」だったのに、Bメロでは「ズン…ズンチャ♪ズンズンズンチャ♪」になってますね。
ブリッジ
すいません! ブリッジって何ですか? サビ前の期待感溢れる部分のことをブリッジって言います。
この曲だと、Bメロすぐ後の「だって僕らの〜 見てる先は〜 Reach for sky〜 おな〜じ場所〜」のところです。
ドラムが4つ打ち(「ズンチャッ♪ズンチャッ♪」)になることと、キメを設けることで、サビへの推進力と期待感を膨らましてますね。
すいません……キメって何でしょうか?
「Reach! for! sky!」のアクセントが部分です。オケのアクセントもこの部分に合わせてます。
サビ
音の厚さといい安定感といい、サビらしいのですが、少しばかり盛り上がりに欠ける気がします。ボーカルのメロディが原因なのか、歌唱力の問題なのか、せっかくのサビなのに少々のっぺりしてる印象です。
う〜ん…まぁ言われてみれば確かに「お!?」ってなるインパクトはないかも。
でも安定感とアイドルらしさが出ているので、好きな人には好きなサビだと思います!
間奏
クラブミュージックのような印象。今までの音色の感じを踏襲していてとてもグッド!
長さも程よく、次のセクションへの期待をさせてくれるよい間奏ですね。
アウトロ
イントロで使用したヴォーカルパートをここに持ってきていますが。「カケヌケロ〜♪」の部分ですね。
イントロとアウトロが結構離れてしまっているので、「あっ、あの時と同じやつだ!」とは思い出しにくいんじゃないかと思います。
なので、1番のサビの後なんかにも工夫して入れ込むなんてどうかな? と僕は思いました。
まとめ
曲調といい歌詞といい、ポップでキャッチーなアイドルらしい曲です。この王道感、安心して聴きやすくてステキです!
評価 |
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『リバーシブル→バレンタイン』- DearDream
次は『DearDream』の中でもフワフワ可愛い感じの二人で選抜された、相性のいい癒される歌声のデュオです。
※歌っている声優さんたちはこちら。
沢村 千弦(CV:正木 郁 )
歌もダンスもカワイイんですが、また歌詞がよくできてて面白いんですよね!
バレンタインにチョコを貰える自信のない男の子が、逆チョコを渡そうとするというストーリーです。
イントロ
ウィンドチャイム での入りは爽やかな印象を持たせてくれます。その後のポップな伴奏もグッド。
ウィ……ン……ド……チャイム……?
最初に鳴る「キラキラシャラ~~~ン」って感じの音のことです。
小学校の音楽室にあった金ピカのチャラチャラしたやつです。
ああ! これか! さわってみたくてこっそり鳴らしたら、なかなか音が鳴り止まなくて音楽の先生に怒られたやつね!
Aメロ
Aメロらしい安定したオケとヴォーカルのメロディです。アイドルらしい感じがとても出てます!
Bメロ
ドラムパターンの変化と叙情的なヴォーカルのメロディが心地よい雰囲気を醸し出してくれています。「ハア〜♪」って後ろで歌っているコーラスも、雰囲気を醸し出してくれています。
ブリッジ
この曲でのブリッジは「カード〜添えたBitter sweet♪」の部分です。あっブリッジが分かってきたかも!
Bメロの叙情的な雰囲気のまま、ドラムを安定した4つ打ち(ズンチャッ♪ズンチャッ♪)に戻すことで、サビへの推進力と期待感をあげてきています。
キラキラとしたベルの音も加わることでさらに叙情的な感じになってますね!
サビ
アウフタクトの部分に曲名を持ってくることで、曲のイメージを強めています。疾走感と爽快感もありますよね。
アウフタクトとは?
小節の前から入るメロディのことなんですね。この曲の場合はサビ頭の「リバーシブル♪」の「リバ」の部分です。
なるほど、じゃあ厳密には「リバ/〜シブル♪」って切れてて、「〜シブル」からがサビの小節なんですね。
そうそう! こういう盛り上がる手法はよく使われてて、
例えばサザンのTSUNAMIでいう「見つめ/合〜うと〜♪」の「見つめ」がアウフタクトです。
その続き(5小節目)からはメロディアスな雰囲気。
サビに良いメリハリが生まれています。
5小節目……「2月14日~♪」ってとこですね! 私もここのメロディ妙にハマる!
何度でも聴ける完成されたサビですよこれは! サイコー超えてるっしょ!
間奏
静かめのリズミックでオシャレな間奏から、泣きが入ったギターソロパートへとバトンタッチ。歌詞の通り、甘くて苦い感じが表現されています。
程よい長さといい、このセクションは完成度が高い!
アウトロ
イントロで使用した伴奏を持ってきています。曲の印象を固めるのによくやる定番の手法ですね。
なるほど〜、曲の世界観を一貫させるワザなのですね!
まとめ
バレンタインの甘くて苦い歌詞、それに青春らしい酸っぱさと爽やかな曲調がマッチしていて、流れるように心地よく最後まで聴けます。ヴォーカルはすごく上手というわけではありませんが、少し前のジャニーズ系を彷彿とさせてくれます。
アイドル曲が好きな人からしてみると、この曲はかなり好きになれると思います!
評価 |
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『君はミ・アモール』- KUROFUNE
最後にライバルユニット『KUROFUNE』の楽曲を聴いてもらいました!
ちょっとラテンっぽい雰囲気のオシャレな曲です。
※歌っている声優さんたちはこちら。
黒石 勇人(CV:株元 英彰さん)
ちなみにアプリだとダンスがちょっとカクカクしてる気がするんですが笑、実際のお二人の動きはなめらかでかっこいいですよ!
イントロ
心臓の音のようなSEから入っていて、挑戦的で独特な印象です。そしてそのままオシャレな伴奏へと繋いでいます。
スネアドラムの「チャッチャッチャッ…ツチャッチャッ」というリズムが独特ですね。
センスがいいんですね〜
普通であればバスドラムが担当するリズムなのに、これはこれで不思議と馴染んでいます。
Aメロ
メロディアスなヴォーカルのメロディです。オシャレな雰囲気漂ってます!
そして9小節目からは、イントロの伴奏でも使用した独特なスネアドラムが入っています。
ここでも不思議と馴染んでいます。
9小節目は…え〜っと…
「思いやる言葉さえ〜♪」の部分ですね。
Bメロ
独特なスネアはそのまま。ヴォーカルのメロディが大きく変わることで、Bメロらしい展開を生んでいます。
ブリッジ
ここでのブリッジは「やわらいでく〜♪」からの部分ですよね?そうです! ここから4分のスネアを打つことで、サビへと移行していく感じが見られます。
4分のスネアドラムってなんだろう…
1小節内に4何打っているということです。
「やわらいでく〜♪」で1小節、「ほどけていく〜♪」で1小節。それぞれ4回ずつ打っているのか。
サビ
ドラムが4つ打ち(ズンチャッ♪ズンチャッ♪)になることで、サビらしい安定感を生んでいます。今までは不思議なスネアの打ち方をしていたのを、サビでは人間が聴き慣れた安定したリズムに切り替えるというテクニックなのですね。
ただ、ボーカルのメロディはもう少し良くできそうな気がします。
オシャレなのですが、さらに欲を言えば、もう少しサビらしい音の跳躍が欲しいところです。
そっかぁ…私はこの一瞬早口になるところがクセになります。
間奏
それまでのオシャレな雰囲気を改めて漂わせてくれる間奏です。途中から入ってくるアコースティックギターのソロがとても心地よいです。
大サビ
ブレイクさせたサビからの転調で、大サビを設けています。ブレイクってなんですか!
瞬間的に音が消える部分のことや、今まであったドラムなどをあえて消して静かにした部分のことです。
このブレイク+転調というテクニックは、ラストを盛り上げるのによく使う手法です。
この曲での効果は、盛り上げるというよりはオシャレさを助長させるために使っている感じになりますね。
アウトロ
イントロで使用した伴奏を持ってきています。最後に反転させたコーラスで締めているのがオシャレですね。
反転って逆再生ってこと?
そうそう! 録音した後に逆再生させているのがこの「ハァ〜♪」ってところです。
オシャレ!
まとめ
とにかくマジカルスネア曲だったって感じですか? 独特なスネアは確かに馴染んでいますよ!
でもこの場合、スネアドラムは別で用意して、代わりにハンドクラップをこの独特なスネアの部分に持ってきたほうが、さらに雰囲気が出るんじゃないかと思います。
ああ確かに、拍手の音も面白そうだね〜
全体的にオシャレな雰囲気で、Kinki Kidsといったジャニーズ系を彷彿とさせてくれます。
個人的にサビでもっと欲しいところです。
評価 |
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キンキっぽいってのはすごくわかります! 私の中でKUROFUNEは結構そのイメージです!
総合評価・まとめ
総合評価 |
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ジャニーズなどの男性アイドルに馴染みのある人が好きそうな歌声だと思います。
ただ他のアプリと比べると歌唱力は高くないと思います。
僕はそこが少し気になってしまいました。(キレを意識して歌う声優さんとは歌い方のジャンルが違うので、まず比べるのはおかしいんですけどね!)
曲はどれも嫌いな人がいなさそうな、聴きやすい良いものばかりでした!
ここまで読んでくださってありがとう!
アプリ楽しいからよかったらやってみてね。アニメ見やすくてマジでオススメです!
実在するキャストさんをリアルタイムで応援できる2.5次元コンテンツは、アプリではなかなか珍しいですよね。
ドリフェス!のファンは、最終的にキャストさんにハマって抜け出せなくなる人が多い印象です。
次回は『ボーイフレンド(仮)きらめき☆ノート』の曲を考察します!
最後まで読んでくださってありがとうございます!