【シャニライ楽曲考察】QUARTET★NIGHT、ORIGINAL RESONANCE、雪月花の感想
ゲーマー姉弟の
64弟 (@64_oto)と、
64姉 (@64_ane)です。
クオリティが高いと思った、人気の女性向け音ゲーアプリの楽曲を聴き比べる企画第8弾です。
今回はみんな大好き『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の楽曲について研究しました!
【ご注意!】
これはあくまで音楽的な視点での評価です!
「わかってねえな~。この曲はこういう背景があるから良いんだよ」
などのご意見ももちろんあるかと思いますが、
単純に1つの曲として聴いた場合でレビューしています。
『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』とは?
「うたプリ」の歴史はすっかり長くなって、もう知らない人のほとんどいないビッグコンテンツ!ですよね。
ゲームもたくさん出ているのですが、スマホでうたプリ楽曲のリズムゲームができるのは、この「シャニライ」が初です。
この記事を書いている2019年5月現在は、ちょうど「雪月花」イベントが開催中です!
そのためタイトル画面は「雪月花」仕様の各キャラのソロショットになっています。
↑この画像はそのランダムで最初にでた聖川真斗くんバージョンです(笑)
「うたプリ感」をバッチリ守りながら、美しいカードイラストをたくさん配信しているアプリです! 背景も美しい!
天下のうたプリの楽曲がめっちゃくちゃたくさん!遊べるだけで楽しいのですが……
音ゲーのシステムもしっかりしています!
難易度は、EASY<NORMAL<HARD<PROの4段階、曲によってはさらに難しいMASTERもあります。
難易度をあげていくと「なるほどこれは難しい!」とやりごたえに感心します(笑)
(後の楽曲レビューで上手な人のプレイ画面を載せますね……)
また、曲によっては背景にMVが流れるものも!
実装されているキャラ&楽曲は、おなじみ「ST☆RISH」の7人と、先輩組である「QUARTET NIGHT」の4人です。
(ライバルグループの「HE★VENS」は、実装されていません! 今のところ……!)
改めて『マジLOVE1000%』を聴き込んでみると
うたプリと言えば『マジLOVE』!
これ、2011年の曲です……
とくに当時ニコニコ動画を見ていた人なんかは漏れなく歌える(?)思い出の曲ですよね。
これを今改めてじっくり聴いてみるとどうなのか?
セシルが加わった、『-RAINBOW STAR Ver.-』を聴きながら、姉と弟で真剣に語り合ってみました〜!
※歌っている声優さんたちはこちら。
聖川 真斗(CV:鈴村 健一)
四ノ宮 那月(CV:谷山 紀章)
一ノ瀬 トキヤ(CV:宮野 真守)
神宮寺 レン(CV:諏訪部 順一)
来栖 翔(CV:下野 紘)
愛島 セシル(CV:鳥海 浩輔)
イントロ
セシルが加わった『-RAINBOW STAR Ver.-』には、通常版にはない前奏がついてます。その前奏の中でセシルが誰よりもはやく「アユレディ?」してるんですね!
それからおなじみ、左右にパンを振った「Are you ready?」でカウントダウンを進め!
(「パン」とはDTM用語で、右・左のことだそうです)
カウントラストの「2、1」のあと、静けさがあってから「来るぞ来るぞ!」というギュイーーンの音がきてサビ突入!
サビ
サビらしいまとまった合唱が印象的ですよね!イントロでは1人ずつにスポットを当てた個別パートだったから、そのギャップもあって。
そして今聴いてみると、意外と音数が少ないんですよね!
土台となるベースとドラム、そこに中音域で鳴るシンセと、小節頭に入るSEに似たシンセで構成されています。
たしかに! すっごく流行った曲にしては、楽器の音が少なくてびっくり!
アイドルグループのように、複数人で歌うパートのサビなどは、音数は少ないほうが全員の歌声がひきたつ〜
なんて気遣いがあるのかな! なんて思ってます。
なるほど、みんなの歌声の圧があるから、逆に他の音圧をさげてちょうどよくなってるんですね〜!
Aメロ
音也とトキヤの2人で進めるパートですね。 Aメロらしい少なめの音色ですね!
ブラスっぽい音もシンセで作られてますね。
「KURA×2しちゃうくらい1000%LOVE♪」
でキメてBへと展開!
(ちなみに「キメ」というのは、すべての楽器を一緒に合わせて鳴らし、アクセントを作るテクニックだそうです)
Bメロ
Bメロへ展開しましたが、音色はあまり変えないまま、そこにパッドと高音のシンセが加わりましたね!パッドっていうのは、カンタンにいうとバイオリンのシンセ版で、丸みのある音をしています。
ここでは「心~♪」の後ろで、そのメロディをなぞって鳴ってるやつですね!
高くてかわいいかんじの音がそれです!
そこから那月と翔のブリッジパートにバトンタッチ。
ちゃんとパートの長さがみんな平等になっているというか……
Aメロ(音也&トキヤ)も結構長かったのに、そのあとのBメロも、前半(真斗&レン)、ブリッジ(那月&翔)と、全員長めにとってますよね!
僕もキャラソン聴くときに気にしちゃうんですけど、全員の歌割りが平等になっているとなんか嬉しいんですよね〜。
(ちなみに「ブリッジ」っていうのは、サビ前の期待感溢れる部分のことだそうです。Bメロの最後であることが多いです。)
そしてそれぞれのセクションで美味しい終わり方してますね。
Aメロだったら「KURA×2しちゃうくらい1000%LOVE」のキメ、
Bメロだったら、「心~」「騒ぐ~」で伸ばしてクロスしてからの「不思議なRAVE」でハモリ、
ブリッジだったら「唄で世界を創ろう~~」というサビへの大事なつなぎ(歌詞も大事なコンセプトの部分だし!)
て、全キャラに美味しいパートを振り分けてるのがいいですよね!
間奏
そしてサビへ戻り、2番へ進み、大サビ前の間奏になります。
間奏はきらびやかなシンセで構成されていて、星が流れるようなイメージの明るいまとまりになってます!
そのあとのBメロは、通常版だと全員での合唱でしたが、今回はセシルの贅沢なソロパート!
トロンとしたまったり柔らかい歌声がくるので、印象的です~!
まとめ
この曲の音色はドラムの金物気(シンバル、ハイハットなど)以外はおそらく全部シンセで作られてますね。
そしてうたプリの楽曲ってほとんど上松範康さんが携わっているんですよね!
上松さんは、水樹奈々さんの楽曲や、戦姫絶唱シンフォギアの楽曲などなどをてがけられている方です。
アニソン界ではとても有名な音楽プロデューサーさんです~!
楽曲レビュー
本題の前に軽くマジLOVEを聴いてしまいましたが……
さてシャニライの楽曲の中から3曲、姉が特に「おもしろい!」「弟にきかせたら驚くかも!」と思った曲を選定しました。
音楽オタクの弟にどう響くのか!
『QUARTET★NIGHT』- QUARTET NIGHT
先輩グループから1曲……やっぱこれだよな!
と、盛り上がる代表曲を選択しました。
※歌っている声優さんたちはこちら。
黒崎 蘭丸(CV:鈴木 達央)
美風 藍(CV:蒼井 翔太)
カミュ(CV:前野 智昭)
さっきのマジLOVEが太陽ならこちらは月といった印象ですが、静か……とみせかけて情熱的で強気な曲です!
イントロ
ST☆RISHのマジLOVEとは対照的に、静かなピアノと個別パートで始まりますね!そこから1小節ごとにアクセントが表拍、裏拍に切り替わるトリッキーなシンセの伴奏。
ドラムが入って盛り上がっていきます。
「ズッズッズッズッ(表拍)」「ッズッズッズッズ(裏拍)」というアクセントのせいで、この伴奏は印象的というか中毒性を感じるんですかね?!
Aメロ
ドラムが抜けるかわりに一拍ずつ刻むバイオリン!ピアノと歪んだギターのアルペジオが1小節ずつ交代交代で入ってます。
Aメロに入る瞬間、嶺二のボーカルINの代わりにスゥ……ッとバックが落ち着くのがオシャレですよね!
で、アルペジオって何でしょうか?
ぱらぱらぱら……と和音を1音ずつバラして弾くことです。
後半8小節(カミュ、藍のパート)は、イントロでもあった表拍裏拍アクセントのシンセとドラムが戻ってきます。
さっき私が中毒性があるって言ってた伴奏が、ここでさりげなく再開しているわけですね!
メロディは危険な大人の感じです。
デンジャラスでアチチってわけか……
Bメロ
「No, No, missing♪」のキメでBメロへ。今までの4つ打ちをやめて、リズミックなドラムパターンへ変化していますね。
ブリッジでは4つ打ちに戻ることでサビへの推進力を生んでいます。
4つ打ちっていうのは、1小節に4回、「チャッ・チャッ・チャッ・チャッ」ってスタンダードに叩く感じですよね。
なるほどー!よく聴いてみると、Bメロの前半だけ「ズン……チャチャ、ズン……チャッ・チャッ」って、微妙に不規則っぽくなってるのか。
いったん不規則にしてから4つ打ちに戻すと、時間が動き始めた感が出るなって僕思うんですよ!
蘭丸&カミュ「止まらない~♪」嶺二&藍「止められない~♪」の伸びがクロスしてからの、「「「「ハートが叫ぶよ!」」」」で4人全員合わさるアツイ構成は……
さっきマジLOVEでやった「心~♪」「騒ぐ~♪」「「不思議なRAVE!」」ですね!
サビ
きもちいい疾走感がありますよね!この疾走感を生んでいる要素はきっと……こんなカンジじゃないでしょうか?!
・サビに入る前の「I Love you」という弱起
・サビ頭「“見”たことない」の部分の爆発力
・全員の歌声の一体感
・多く見られるメロディのシンコペーション(※裏拍で小節をまたぐこと)
「ピルピルピルピル……」っていうキラキラした流れ星みたいな高い音が鳴りますよね。
この音キレイで好きなんですが、この華麗に光が流れるかんじも、イメージ的に疾走感を助長させてるんじゃないかな?!
そして「愛 の カ ル テ ッ ト Night!」のキメがあることで、後半8小節の疾走感を活かしていますね!
カミュ「愛の♪ カ!」嶺二「ル!」蘭丸「テ!」藍「ット」全員「Night!」
というパート分けになっていると思うのですが、
「Night!」で全員そろうのに、嶺二かな?一人だけ「ナァ~イ!!」がすっごく耳に残るんです(笑)
さらに二番だと、森久保さん節の強い「カァ!!」と、
そんな嶺二に合わせてくれる(?)ノリのいい藍くんの「テェ!!」も聴きどころです!
こういう、一部分にちょっとした印象に残る要素があると、「また聴こう」ってなっちゃうんですよね(笑)
作ってるほうはそこまで計算してないかもしれませんが……
間奏
メインの間奏ではギターソロが入りそうだな~と思って聴いていたら、ギターじゃなくシンセのソロ!「得意楽器:シンセサイザー」な藍くんのキャラによるものでしょうか?
きらびやかで素敵なピアノが前菜感覚で入ってからの、かっこいいシンセソロですね~!
そしていい雰囲気でCメロへ移り、最後は大団円的な大サビへ……
まとめ
カルナイの代表曲としてとても堂々とした、まさに立派!な曲だと思います。ST☆RISHとわかりやすく対照的にしてあって、ユニットのイメージソングとして完成されています!
なんといってもサビの疾走感と、その中でグループ名を一文字ずつ言い放つ感じが、
「カルナイの存在証明!」と刻みつけてる感じでとってもいいですね!
歪んだギターが入っているのもワンポイント♪
評価 |
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『ORIGINAL RESONANCE』- 聖川真斗、一ノ瀬トキヤ
次はデュエットソングの中から、とっても特徴的だな、構成がおもしろいな、と思ったこの曲を選びました!
※歌っている声優さんたちはこちら。
一ノ瀬 トキヤ(CV:宮野 真守)
個人的に、キャラソンの味わいには2種類あると思うんです。
「流しっぱなしが気持ちいい」中毒ソングと、
豪華・芸術的で「1回聴いたらお腹いっぱい」満足ソングです!
そしてこの「ORIGINAL RESONANCE」は後者の満足ソングです(笑)
前者の中毒ソングは、デュエット曲だと例えば「月明かりのDEAREST」(藍&カミュ)とかがそうだと思います!
イントロ
もの悲しげなピアノから入って……ズーーンと重い1音が響いてから……フュージョンっぽくなる!どこに出しても「おお~」と思われる、スゴイこだわったイントロですよね! 40秒くらいあるし!
ところどころ入る16分のピアノかな?エレピかな?がポイントですね〜!
Aメロ
イントロの伴奏は続けたまま、そこにメロディが乗っかるようにAメロが始まりました。メロディの音の跳躍は抑えめで、落ち着きながらも雰囲気を出していますね。
こういうのを『シティ感』と呼びます。
都会のビルの街並みで彷徨ってる感ってことですよね(笑)
(『シティ感』という言葉は僕しか使っていないので気をつけてください)
ところどころゲームのようなピコピコ音がなりますよね。
この曲を作るとき、よくそんな音を入れてみようという発想がでたな~って……
フュージョン系の曲で、ピコピコ音を使うっていうことはあまり聞かないですね。
だからここにマッチさせたセンスはすごい!
Bメロ
「遥か広がった〜♪」と歌詞にあるように、一気に広がる展開を見せます!このセクションの浮遊感、それとエコーを効かせたきらびやかなピアノの高音が心地いいですね。
月がキレイな幻想的な雰囲気!
ブリッジ「こ・の・き・ず・な♪」で効果的なキメを設けてサビへ進みます。
サビ
さっきまではちょっと近代的な雰囲気だったのに、ここで時代を遡っていっきに中世ヨーロッパ感になりますよね!こういう神聖な雰囲気の曲を『ガゼボ曲』と呼びます。
それもお前の中だけでなんでしょ?
ツキパラ編で紹介した「ラダ・キアナ」という神曲があるんですけど、あれもガゼボ曲ですね!
このサビ、私は「ワルツっぽい!」と思ったんですけど、そうじゃないんですか?
あ〜言いたいことはわかるんですけど、ワルツだと3拍子になるはずだから違うんですよ~!
でも舞踏曲な雰囲気ありますよね!
ジャンル名を言うならうーん……シンフォニックなんちゃら……かなあ……?
「夢のカンパネラ」の部分、歌声の力強さとハモリのバランスの印象が強烈ですよね!
めっちゃ耳に残ります!
そうそう!「カンパネラ」ってイタリア語で鐘という意味だと思うのですが、その「カンパネラ♪」の直後などで鐘の音が鳴りますね!
ほんとだ!! えっ私気づいてなかった!!
今までに使った音色が全部前に出てきている感じがします。
ドラムが4つ打ちになることで安定したサビらしさも出てます。
メロディも、このお二人の得意な音域を存分に聴かせようと意識して作られているんじゃないでしょうか?
だから聴いていて圧倒されますね!
タイトルでもある「Original resonance♪」をウィスパーして、サビを締めくくってます。
イケボにしか許されない締め方ですね(笑)
まとめ
僕の脳内MVでは、現代のどこか寂しい冷たいビルの街並み……そこに浮かんだ夜空の月……ビルの屋上でトキヤが歌い……真斗がピアノを弾く……ってイメージが頭の中で勝手に流れました(笑)
近代的なのに中世の幻想的な雰囲気、そんなスゴい曲でしたね!
評価 |
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『雪月花』- 一十木音也、聖川真斗、四ノ宮那月、一ノ瀬トキヤ、神宮寺レン、来栖翔、愛島セシル、寿嶺二、黒崎蘭丸、美風藍、カミュ
最後に、ST☆RISHとQUARTET NIGHTが全員歌っている、豪華な一曲を選びました!
ちょうど今アプリ内で期間限定のスペシャル楽曲として登場しています。
※歌っている声優さんたちはこちら。
聖川 真斗(CV:鈴村 健一)
四ノ宮 那月(CV:谷山 紀章)
一ノ瀬 トキヤ(CV:宮野 真守)
神宮寺 レン(CV:諏訪部 順一)
来栖 翔(CV:下野 紘)
愛島 セシル(CV:鳥海 浩輔)
寿 嶺二(CV:森久保 祥太郎)
黒崎 蘭丸(CV:鈴木 達央)
美風 藍(CV:蒼井 翔太)
カミュ(CV:前野 智昭)
うたプリには珍しく、本格的な和風曲です!
MVや衣装も作り込まれていて、スゴい気合入ってます。
イントロ
やっぱ使ってる楽器がおもしろいですね!ピアノと和太鼓と、篠笛かな?
ピアノの高音は雅な雪のようで……笛がいっそう和風を演出していますよね!
ピアノが入っていること、気づきませんでした……
言われてみるとちらちらとした細かい雪みたいかも!
番傘を片手に雪道を草履で歩く。
それか、縁側で庭に降り積もる雪をみつめ想いを馳せる。
こいつ勝手に脳内で冬のMV作ってる!!
公式MVはさっきの動画でも見られますけど、ちゃんと雪と月と花の四季折々ですからね(笑)
弟の脳内MVよりずっと密度高いですよ!
ドラムが加わり、笛のソロで飾って盛り上げ、かつ雰囲気を壊さないように……
いやむしろもっともっと押し出しながら、Aメロへとつないでいます!
二胡でしょうか(間違ってたらごめんなさい!)叙情的なメロディが耳に残りますね!
Aメロ
メロディの感じ、休符の置き方といい、ちょっと演歌っぽく聴こえますよね。この感じとても新鮮です。
和とマッチしたメロディになってるけど、土台のドラムがシンセだから、そのうたプリらしいアイドル感も融合されてますよね!
そして「雪が降ってる感じ」と僕が表現した、あのピアノの高音もご健在!
Bメロ
メロディやドラムが前に出てきて、展開を見せています。 Bメロは歌の盛り上がりもとくにいいですよね!
蘭丸のファルセット「百花の想い〜♪」のところ、好きな人多いと思います!
このBメロだけじゃなく、特に2番に多いですが、よく聴くと後ろでキャラが「嗚呼〜♪」って和風コーラスをしてるのもいいですよね!
うんうん、みんなパターンも違うし……ある程度自由な感じがするけどメロディはアドリブなのかな?
こぶしのある“和風のそれっぽいコーラス!”までこなせる声優さんたち、みんなすごいな!
とくに大サビの翔ちゃんの「ナ・ナァ〜〜〜↑アアアア(こぶし)〜〜〜↓」の表現がすごく効いてて「おおお!」と盛り上がりますよね。
Bメロの話に戻ると、「その愛あるから強く〜〜」で翔ちゃんの自然なビブラートに「いいな〜」と思ったあと、
最後に「雪解けの春へと〜〜↓」でトキヤの演歌を意識したようなゆっくりめのビブラートが来るのも面白いです!
そうそう、そのブリッジの「雪解けの春へと〜〜♪」のメロディ、完全に和風ですね!
これは「ヨナ抜き短音階」という、琴用の音階ですよ!
そしてこのトキヤの歌声の後を追うように、絢爛な琴が奏でられていて、「なるほど! サビにそういくのか〜!」と僕はやられました。
サビ
サビ頭から「雪月花♪」とタイトル回収しています。イントロにもあった二胡がここでもエモーショナルに彩ってくれてます!
「溶け合いたい〜♪」の心地良いオールスターファルセットがあって……
「刹那も・永遠も・抱きしめて〜♪」とキメながら、サビの後味が残るようにフィニッシュ!
さすが歌もうまくて、迫力ありますね。
2番のあとの、Cメロの次に、ブレイク版のサビが来るのですが、そこも酔えます。必聴!
(ブレイクというのは、狙った無音のことです!)
まとめ
いや来ちゃったねバリバリの和風!それでもやっぱりドラムやベースの感じといい、おなじみのテイストが出てて、うたプリの雰囲気がしっかりしてるのが素敵!
曲もそうですが、個人的に歌詞が好きです〜!
ちょびっとだけ欲を言ってしまうと、僕の好みとしてはもう少しだけメロディの跳躍が欲しい気がするんです。
でもそこを抑えてまとめていることで、変に出すぎないというか、こうして世界観が完成されるんだな〜と、また僕も勉強になりましたっっ!
ちなみにこの曲調がお好きでしたら、夢色キャスト編で紹介した「桜よ薫れ愛薫れ」もハマると思います!
評価 |
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総合評価・まとめ
総合評価 |
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シンセドラムや、エモーショナルなピアノやその他の楽器……それらのテクニックをふんだんに使っていて、どれを聴いてもクオリティが安定していてスゴいです!
そして長年そのクオリティの楽曲に付き合ってきた声優さんも、元から上手いといえど、どんどん合わせてパワーアップしてる感じがなんだか感動ですね!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
うたプリは相当な曲数があり、アプリ内にも相当な曲数が実装されているので、今回の選曲はかなり悩みましたが……
また機会があったらこうしてうたプリのキャラソンを味わう記事を書いていきたいと思います。
次回は『新テニスの王子様 RisingBeat』の曲を考察します。
お楽しみに!
最後まで読んでくださってありがとうございます!