絵を描くのが辛い…下手だ…ラクにプロ並みに最短で上手くなってやる!!
ゲーマー姉弟の64姉(@64_ane)です。
「いつからか、絵の成長が止まっている……」
「まわりの上手い人たちにどんどん差をつけられている……」
この記事はこんな方(私自身)に向けて書いています。
- 絵の上達に悩んでいる
- なまじ絵にプライドがあるからこそ辛い
- なるべく“苦しまずに”“楽しく”画力を上げたい
- 遠回りせずラクに、てっとり早く上手くなりたい
- 効率のいい練習法や、コツや知識を先にまとめて知りたい
すでに上手い人が後だしで「こうして上手くなりました」とダイジェストを見せてくれることはありますよね。
でも、具体的にどんな手順でどう上手くなっていったのか、その詳しい記録や証拠はなかなかありません。
『この通りにやれば自分も上手くなれる!』という資料が欲しい。
これから“本気で楽しく”絵の勉強をはじめる私が、それを用意します!
どうせこれから上手くなるなら、その過程を洗いざらい公開すれば、同じく悩んでいる人の役にたつと思って始めました。
そして自分に言い聞かせるメモでもあります!
このページではまず、悩みとその解決策の整理から。
- 好きだったはずの『絵を描くこと』がしんどいのはなぜ?
- 【問題点】絵が上手くならない(ならなくなった)のはなぜ?
- 【精神的に解決】『セルフイメージ』イメトレが先!実現が後
- 【物理的に解決】具体的にどうしたら絵が上手くなる?
- 絵について参考にしたいサイト(教科書)
- さいごに・まとめ
好きだったはずの『絵を描くこと』がしんどいのはなぜ?
「絵が上手いね!」と褒められたことはありますか?
たいていの人は、褒められて伸びるタイプだと思います。
褒められたことで「私は絵が上手いんだ!」と素直に・無意識に思い込むことで、本当に上手くなってしまうのです。
これは『セルフイメージ』の力がはたらいています。
潜在意識が『自分はこういう人間だ』と思い込んでいる、その自己イメージ
ポジティブなセルフイメージがあれば自分に自信が持てて、人生が楽しくなるんですよね。
なのにどうして辛くなってしまったのか。
ズバリ、何かのきっかけで自信をなくし、セルフイメージが悪くなってしまったからです!!
こうしてダメになっていった!!(私の場合)
最初のころ(夢を見ていた時代)
「絵が上手い」と褒められ、その気になってぐんぐん伸びた。
セルフイメージが『絵の上手い子ども』だった。
自信にあふれていて、絵を描くのが楽しかった。
自分の可能性にワクワクしていた。
ネットの世界にとびこんだ(現実を知りはじめた時代)
個人サイト全盛期で、ネット上に絵を公開したり、人と交流する機会がたくさんあった。
上手い人の絵にときめき、刺激になった。
年齢が気になるようになった。
「この人めっちゃ上手いけど、私と2歳差なのか。あと2年で追いつけるかな?」
と、ついスキルを比較。
成長したぶん目が肥えて、自分や周りのレベルがわかってきてしまい、怖くなった。
絵を描く時間が少なくなった(夢と現実との差に打ちのめされた時代)
高校に入って忙しくなって、絵を描く日がかなり減った。
かわりに若くて上手い人がどんどん周りにあらわれて、焦ることが増えた。
でもできるだけ見ないフリ。
「まだ大丈夫、まだ抜かされてない! 私の方がもっと上手く描ける!」
と安心したくて、“幻想の”自分の絵がどんどん上手くなる。
実際に描いて下手だったら怖いから、絵を描かなくなった。
描かないから成長が止まった。
こうして自分のセルフイメージが『絵が上達せず、周りにどんどん抜かされ置いていかれている人』に変わっていきました。
「きっと今ソシャゲのイラストを描いている憧れの絵師さんたちも、私より年下かもしれないんだよな……」
と思うと辛いです!
絵に年齢は関係ないかもしれませんが、やっぱり『若いのに上手い』はかっこいいですから。
自分はそうなりたいと思っていたので、その夢を失ったショックがでかくて……。
私の代わりにその夢を叶えている若い人を見ると、劣等感からついつい年齢をコンプレックスに感じてしまいます。
- 『まわりより絵が上手くない自分』というセルフイメージになってしまったから
- 描いた絵を見て“理想に届いていない”という現実を直視するのが怖いから
【問題点】絵が上手くならない(ならなくなった)のはなぜ?
先ほどのでほとんど答えは出ていますね!
『絵を描くのが楽しくなくなってしまったから』がかなり大きいです。
楽しいから描いていたようなものだったので、楽しくないとそりゃ描きたくないですよね。
- 楽しくないから描かない
- 描かないと上手くならない
- 上手くないから楽しくない
自信喪失への恐怖で、見事な悪循環ができあがってしまっています……。
まあまあまあこれは精神的な問題。
他にどんな原因があるのかもまとめましたよ!
「全部いっきに上手くなろうとする」など下手な理由6
- 何がわからないのかがわからない
- 全部一気に上手くなろうとしている
- 技術的なノウハウがない
上記はこちらのツイートを読んでハッとした点です。
絵が上手くならない理由は色々見てきたが様々だ。「自分が下手なことを認めていない」「上手くなる気がない」「何がわからないのかがわからない」「全部一気に上手くなろうとしている」「技術的なノウハウがない」。対処法も様々だし、頑張ってくれとしか言えないものもある。
— 絵の描き方を教えてくれるエミネムさん (@E_minem_san_bot) 2017年9月1日
そうなんだよな、『漠然と描いている』んだよな……。
上手くなろうとがんばってない、そのときそのとき描きたい絵をこなすだけ。
「そのうち本格的に絵の練習をしたいけど、でもせっかく描くんならSNSに公開したいし……」
→ 今日も好きなキャラの絵を(今まで通り自分の感覚で描いて)ツイッターにアップ。
「地道に身体のパーツひとつずつ勉強するのは面倒。とりあえず雰囲気で全身絵を描こう! これで全身まるごと一回分の経験値ゲット!」
→ 『中途半端な逃げの絵のできあがり』の繰り返しで、成長が見られない。
- いつも同じような絵しか描いていない
- 最後まで完成させない(忍耐力がない)
- 資料をちゃんと見ていない、理解して描いていない
これらもいろんな方が言っているダメポイントですね。
絵をじっくり作り込もうとせず、ほどほどでさっさと完成させたいクセがあるのかも。
大人になると時間とか効率とか他のこと考えちゃいますしね。
私はついつい「少ない手間でそれなりに仕上げたい」と思って、いままでサボってきたんだなって思います……。
ついつい謙遜する『セルフ・ハンディキャッピング』が下手にさせる
とくに日本人はつい「自分の絵は(まだまだ)下手です!」と言いがちです。
しかしこれを言っていると本当に下手になってしまうんです。
『セルフ・ハンディキャッピング』といいます。
・「自分にとって不利なことを、わざわざ言ったり行動したりする」ことを、セルフ・ハンディキャッピングという。
・セルフ・ハンディキャッピングをすると、負けたときの言い訳になるし、勝ったときは「こんな不利だったのにスゴイ!」となってトク。
・でも、セルフ・ハンディキャッピングをするほど、成功の確率は下がっていく。
・そのため、たまには言い訳せずに、行動してみよう。
※ゆうきゆう大先生の『マンガで分かる心療内科』より引用。
こちらから詳しい解説マンガが読めます!
自分で「下手だから~」と言うことで、失敗したときの逃げ道を作ってしまうんですね。
成功したときは「下手なのにめっちゃ評価されちゃったー♪」と自慢できますし。
しかしこの言い方をしていると、成功の確率が下がってしまうという研究結果が多くでています。
クセになっているかもしれませんが、今日から意識して治していきましょう!
【精神的に解決】『セルフイメージ』イメトレが先!実現が後
絵を楽しく描くためには、まず精神的な問題を和らげる必要があります。
絵を描くのが辛い理由になっている、やっかいな『悪いセルフイメージ』。
潜在意識が『自分はこういう人間だ』と思い込んでいる、その自己イメージ
実はセルフイメージが先、実現はあとなんです。
自分で思い込んでいる自分の姿に、実際の自分が寄っていきます。
なのでセルフイメージを変えていきましょう!
「今日もできなかった」を味わう“負け癖”がついていると、「自分はダメだ」と感じ、ネガティブなセルフイメージになってしまいます。
「今日はこれができた!」を味わう“勝ち癖”を毎日作り、だんだん自信をつけていき、セルフイメージを良くしていきましょう!
具体的なやり方については、『「やる気が出ない…今日も絵が描けなかった」は終わり!5分でやる気が自然と出る方法』で詳しく説明しています。
“自分の力で到達できる”明確なゴールを設定すれば絶対にたどりつける
実は、ゴールがない(見えない)状態というのはストレスになり、モチベーションが下がります。
(※どこまで走らされるのかわからないハンター試験の一次試験をご想像ください)
しっかり明確なゴール設定をすると、潜在意識がそれに近づいていってくれます。
だけど見えないゴールには辿り着けないので注意!
- 外部的(自分のコントロール外)である
【×例】自分の絵に5000いいねがつく
- 抽象的である・遠すぎて現実的でない
【×例】●●さんと同じくらいステキな絵師になる
自分の力だけで達成できる、ハッキリとしたゴールを定めましょう。
「いずれは●●先生レベルに」といった最終目標をぼんやり抱えているかもしれませんが……。
それとは別に、もっと身近で具体的、ごくリアルな目標をしっかり掲げます!
※こちらを参考にさせていただきました!
『上手くなりたいイメージを現実的なものにしてみる』
目標を高く持つのはもちろん大事ですが、過剰なレベルに据えるのはイライラの元です。
最終目標はともかく、とりあえずの目標はもう少し身近に設定すると楽に進められることもあります。
さて、私はひとまずこんなゴール設定にしました。
「人間の全体的な身体のバランスを覚えて、違和感のないシルエット(おおまかな形)が描けるようになる」
本当はもっと広いゴールにしたいところを、我慢してわざと狭くしました。
『上手くならない理由』に「全部一気に上手くなろうとしている」がありましたからね。
焦って次々と手を出すとしっかり身につかないので、ひとつずつ!
『背水の陣』を使って加速させる? 辛くない?
「自分を追い込むことで成長が早くなる」と、先ほどの『マンガで分かる心療内科』に書いてありました。
わざと川を背にする不利な陣を取ったのです、しかし
『引いたら川に落ちて死ぬ…!』
そんな状況に追い込まれることで、兵たちは必死に戦い、敵を打ち破ることができました
この川を背にして勝ったという故事を『背水の陣』と言います
とにかく人間追い込まれることで恐ろしい力を発揮するのです
たしかに『背水の陣』を使うとかなり効果がありそうです。
ただこれはプレッシャーやストレスでしんどいので、考えなくていいです。
「本当に絵が上手くなりたいなら、ぬるま湯につからず、自分に厳しく猛勉強したほうがいいんじゃ?」
そうかもしれませんが、私は『楽しく上達』を一番に考えています。
これを読んでいるあなたも「辛い気持ちで努力はしたくない」と思っていますよね。
まずは絵を続けることが大事。
最初のうちは自分の気持ちを楽にさせて、とにかく絵と向き合えるように!
いずれ余裕が出てきたころに、背水の陣を試すにふさわしいタイミングが来るかもしれませんが……。
今は無視!「こういう手段もある」程度に覚えておきましょう。
失敗だと落ちこみがち『ネガティブフィードバック』実は成功への調整
先ほどゴールを設定しましたが、ひとつ知っておいてほしいことがあります。
ゴール(ターゲット)を与えられた潜在意識は、まっすぐ正しい方向へは行けないということ。
最初はあらぬ方向に進み、そのあと「こっちかな?」「違うか、こっちか」「もうちょいこっち?」と、何度か軌道修正を行います。
これは『ネガティブフィードバック』といいます。
1.失敗を『ネガティブフィードバック』として記憶
2.潜在意識が少しずつ失敗しながら方向を調整し、正しいゴールへ近づいていく
3.やがて「失敗の記憶」を排除して「成功の記憶」だけを再生するようになる
4.それからはスイスイ成功できるようになる
【例】はじめて自転車に乗るときは何回も練習したけど、今は意識しなくても運転できる。
【例】最初はできなかったけど、一回泳げるようになったら泳ぎ方を忘れることはない。
なので何回か失敗しても、「やっぱり私ってダメなのか」と挫折してはもったいないのです。
諦めちゃダメ、成功するための修正の途中だから!
明確なゴールさえ意識していれば、続けることで必ず到達します。
ネガティブフィードバックとゴール設定については、書籍『自分を不幸にしない13の習慣』で学んだことを参考に書いております。
【物理的に解決】具体的にどうしたら絵が上手くなる?
もういちど改めて、絵が下手な理由を見てみましょう。
- 何がわからないのかがわからない
- 全部一気に上手くなろうとしている
- 技術的なノウハウがない
- いつも同じような絵しか描いていない
- 最後まで完成させない(忍耐力がない)
- 資料をちゃんと見ていない、理解して描いていない
これはつまり、上手くなる理由に言い換えるとこうなります。
- 自分の苦手を知り、正しい描き方(ノウハウ)を学ぶ
- いろんなパターンの絵を描く
- 資料をちゃんと見て、理解して“大切に”描きあげる
ワクワクしながら描きましょう!
描けるものが増えるよろこび、正しい描き方がわかってレベルアップする感覚を味わおう!
今の自分を見つめなおして、最短で楽しく上手くなろう
絵が下手なのは、考え方が下手なだけ!
「なんとなくいいカンジに描く」をやめて、思考しながら描きましょう。
今でも「いろいろ試行錯誤して描いてる“つもり”」かもしれませんが、「こうやって描けばいいんだ!」がわかれば早く上手くなります。
- 上手い人の考えやコツを学び、知識をつける
- 考えながら、いろいろなパターンをかく
- 憧れの絵を模写(研究)しまくる
あれもこれも全部を一気に理解しようとせず、コツコツです!
私の経験でこんなことがありました。
全体を一気に把握しようとしていたときより、一部を深く理解することで、あるときふっと「なるほど! 他とつながった!」と感じることがあった。
そのおかげで全体もわかるようになって、急激に何段もステップアップできた。
絵についてもそんな“覚醒”のようなゾーンがあるんじゃないかと私は期待しています。
ちなみに絵の練習法には30秒ドローイングだの、いろいろな手法がありますが……。
まず知識のインプットが第一だと思います。
基礎から学びなおし、着眼点を鍛え、自分の手癖をみつめなおす。
中級者であっても、改めて基本を学ぶと、今だからこそ響くことがあると思います。
それでも辛くてイライラしたときは?
理想と遠い自分の実力や、他の上手い人への劣等感など……。
どうしても嫌な気分がおさまらないこともありますよね。
このページにとても救われましたので、一部引用させていただきます。
『自分の絵のレベルの低さにイライラする』
多少絵が描けるようになってくると、少しずつ自分の絵を客観的に見れるようになっていくものです。
そんな時に起こりがちな状況ですが【成長の証】だと思うようにしましょう。下手な頃は気付くことすらできなかった部分のはずです。
これまで練習してきたことで、手・目・頭が養われたと考えましょう。弱点を克服して次の成長へ進むチャンスです!
『楽しく描けなくてイライラする』
最初に絵を描き始めた頃は純粋に楽しいだけでやれたのに、今は描くこと自体がなんだか楽しくない・・・。『自分自身のレベルが上がって昔わからなかったことがわかるようになった』ため『憧れとの差がリアルに見えるようになった』せいで、以前のようには単純に楽しく描けなくなってきたのかもしれません。
今よりもっと上手くなれる段階に入ったと考え、チャンスだと前向きにとらえましょう!
「大丈夫、イライラするのは上手くなった証。次のステージに進んだのだ!」
「そして『ネガティブフィードバック』の途中でもあるんだ。このままどんどんレベルアップしちゃう!」
という前向きな考え方で乗り切りましょう!
5分でカンタンにやる気が出る方法がわかった
「絵の勉強をするぞー!」
「たくさん描いて上手くなるぞー!」
と意気込んでも、いざやる気にはならなくないですか?
苦手意識を感じながら絵に向き合うのは本当につらいですよね。
もし1日思いっきりがんばれても、次の日までがんばる気になれなくて、結局描くのをサボってしまい……。
気づけば何日もブランクがあき、「私ってクズすぎる……」と落ち込むことうけあい!
そのために『「やる気が出ない…今日も絵が描けなかった」は終わり!5分でやる気が自然と出る方法』という記事を書きましたので、ぜひ取り入れてみてください。
私はこれで苦をまったく感じずに毎日お絵かきを続けられています!
セルフイメージまで良くなっていきますよ。
絵について参考にしたいサイト(教科書)
絵の上達方法がネット上に無料で公開されている、とてもいい時代ですね。
私はなるべくお金をかけず、人にも会わずに、自分のペースでこっそりコツコツ勉強したい。
教室などには通わず、主にこちらのページから学んでいくつもりです。
アニメーターの室井康雄先生による、絵の描き方や考え方の解説動画一覧。
イラストの描き方やコツを、画像付きで丁寧に紹介しているノウハウサイト。
※今後増えていくかもしれません。
さいごに・まとめ
今回は全体的な悩みと解決法をまとめました。
今後、“あくまで楽しく”“効率よく”絵が上手くなる方法を私自ら探って、このブログで記録を発信します。
自分も上手くなりつつ、あなたの上達の近道になれるコンテンツとしてまとめていきたいです。
ちなみに今「絵が辛い、下手な自分が辛い」と感じているあなたは、むしろ大丈夫です!
今これを一生懸命読んでいるあなたと、これを一生懸命書いている私(笑)は、確実に上手くなります。
今の自分を不快に感じているからです。
つまり非常に伸びしろがあるのです!
全然、映画も本も見たりてないし、知識も薄いし、絵も下手だし…
— アニメ私塾 (@animesijyuku) 2017年8月15日
将来なるべき自分に対して圧倒的に卑小な自分に不快感を感じるのは成長に重要!!それは今も全く同じ。
今の自分に満足だと周りから吸収しようとしない。
今の自分に不快感を感じてそれを解消する手立てが勉強だと思う。
最後に、私の現時点での絵のレベルを公開します。
子供のころから何度も描いてきた、大好きなピーチ姫を描きました。
私の絵は今でもじゅうぶん、そこそこ上手いです!
というのは『セルフ・ハンディキャッピング』を意識して言いました(笑)
それでは、次回に向けて基本から勉強しなおしてきます。
最後まで読んでくださってありがとうございました!