カブトガニは蜘蛛!?『どうぶつの森』で学ぶ、海の生き物のおもしろい雑学20【後編】
ゲーマー姉弟の64姉(@64_ane)です。
どぶ森って、昨日やっておくと今日が楽しみに、
今日やると明日が楽しみになるゲームですよねー!
おうちのローンを払い終えると、明日お部屋が増築されるので、
それが楽しみで明日が待ち遠しくなったり。
毎日村のどこかに4個ずつ化石が埋まっていたり、叩くとお金や鉱石がとびだす石が出現したり。
(ある意味ログインボーナスです)
やりはじめるとしばらくマイブームになっちゃうので、
危険なソフトです。どうぶつの森……。
前編に引き続き、どうぶつの森の博物館で知った知識『海の幸編』の後編です!
これでマジでみんな海の幸博士だぜ!
このページの写真も全て「写真AC」様のフリー写真を拝借しております。
まさかオウムガイやカブトガニの写真まであるなんて。
- シャコってカニの甲羅割れるほどのボクサーなの?!
- アマエビって人生の前半オスで後半メスなの?!
- ロブスターって100年生きるの!?
- ケガニって毛に泥つけてタコから隠れるの?!
- タラバガニってカニじゃないの?!
- タコってどこが脚でどこが体でどこが頭なの?!
- チンアナゴの名前の由来は犬?!
- オウムガイって体液を調節することで泳ぐの?!
- カブトガニってカニってよりクモなの!?
- ダイオウグソクムシってやっぱダンゴムシなの?!
シャコってカニの甲羅割れるほどのボクサーなの?!
シャコちゃん!! ……の、成れの果ての姿
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
カマのような大きい脚があり、体やしっぽはトゲ付きのよろいでおおわれたような体をしている。
つかまえた獲物にカマをたたきつける「シャコパンチ」は強力で、カニのコウラを簡単にたたき割ってしまうほど。
シャコの卵は「カツブシ」と呼ばれ、コリコリとした触感で人気がある。
卵を持ったメスはオスより値段が高い。
シャコパンチで、カニのコウラを簡単にたたき割ってしまう
こ、怖え~~~~!!!!
動画ありました! 貝を割ってますよ!! しかもいい音wwww
かなり高速のパンチです。時速80kmにもなるとか。
これはスーパースローカメラじゃないと捉えられないくらいのスピードで、
地球上のあらゆる生物の中で、一番速いパンチなのだそうです。
恐ろしすぎる……漁師さんも気を付けないと大怪我しますよね。
ダイバーのみなさんも近づいてはいけない生物として注意しているようです。
水槽のガラスを割ったとかいう噂もあります。
シャコの卵は「カツブシ」と呼ばれ、コリコリとした触感
かつお節を「かつぶし」と呼ぶ人もいるのでややこしいのですが、
シャコの卵のことも「カツブシ」と言うんですね!
この卵が入っている「子持ち」の頃(5月から6月)がシャコの旬なのだそうです。
子持ちのシャコは、そのへんのエビより美味かったりするらしいですよ!
アマエビって人生の前半オスで後半メスなの?!
甘海老ちゃん!! ……の、成れの果ての姿
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
本当の名前は「ホッコクアカエビ」という深海に棲むエビ。
寿命は10年くらいで、5年ほどオスで過ごしその後メスになる。
メスは刺身で人気があるが、とれたては独特の甘みが無く、1日くらい熟成させると甘みが出ておいしくなる。
5年ほどオスで過ごしその後メスになる
どういうことだ……?! 調べてみました。
甘エビは生まれたときはすべてオスです。
2年半~4年位がオス、それ以降がすべてがメスになる性転換の面白い特徴を持っています。
メスになると頭部に卵巣ができ、産卵前はここがライトブルーに色が変化します。
この状態の時は「またえび」と呼ばれ、産卵後はおなかにブルーの綺麗な卵を抱えています。
この状態は「子持ち」と呼ばれています。
(出典:寿司は横浜の錦寿司)
おもしろいですねー!!
しかも卵巣は頭にできるんだ?! 変なの~(笑)
さらに、メスに変わる少し前に、「間性(かんせい)」という、オスとメスの間の時期を過ごすようです。
しかもその間性のときが一番美味しいそうです!
卵を産むと卵のほうに栄養が入ってしまうため、身に旨味が残りにくいんだとか。
ロブスターって100年生きるの!?
ロブスターちゃん!!(伊勢海老とはちょっと違うよ)
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
海に棲む大きなハサミを持ったザリガニの仲間。
「ウミザリガニ」や「オマール」とも呼ばれる高級食材。
普通のザリガニと比べると大きく育ち、寿命も100年以上といわれている。
攻撃的なのでロブスターがとれたら、すぐにハサミを固定しないとはさまれる恐れがあり、とても危険。
普通のザリガニより大きく育ち、寿命も100年以上
なんとロブスター、理論上は寿命がなく、永遠に生き続けることが可能だそうです!!
その秘密は、脱皮するときに、殻だけではなく内臓も全部一緒に、新しいものに入れ替わることにあります。
人間につかまったりしなければ不老不死なのかもしれませんね……。
すぐにハサミを固定しないとはさまれる恐れがあり、とても危険
ロブスターのハサミは、左右で大きさや形が全然違います。
大きい方のハサミは「クラッシャー」、小さい方のハサミは「カッター」という名前がついています。
クラッシャーは、貝や蟹などの甲羅を砕くための、ペンチのような役割。
カッターは、砕いた貝や蟹の中身を引き裂いたり、つまんで口に運ぶため。ナイフやお箸の役割ですね。
さらに面白いのが、右と左どっちのハサミがクラッシャーになるかという決まりはないようです。
ロブスターくんが最初に物を砕いたほうのハサミが、どんどん成長してクラッシャーになるんだそうです!
人間にも右利きと左利きがいるように、どっちのハサミが大きくなるのかはロブスターの個体ごとに違うんですね!
ちなみに、周りに貝や蟹などの硬い生き物が全くいなければ、クラッシャーは要らないですよね。
そういう環境で育ったロブスターのハサミは、両方とも小さいほうのカッターになるんです!
鍛える必要があればクラッシャーとして大きくなっていくんでしょうね。
そんな感じで、とても器用で強力なハサミを持ったロブちゃんなので、
ゴムバンドなどでハサミを閉じとかないと危ないらしいです!
ケガニって毛に泥つけてタコから隠れるの?!
毛蟹さん!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
名前の由来はもちろん毛がびっしり生えているところから。
トゲトゲの毛は痛いがカラはやわらかい。
やや浅い海の底に棲むケガニの天敵はタコ。
体の毛に泥をつけて目立たないようカモフラージュして生き延びる。
カラの中にあるカニミソの量が多く甘みがあるのでカニミソ好きに人気。
トゲトゲの毛は痛いがカラはやわらかい
毛ガニの毛はトゲトゲしていて手に刺さりやすいそうですね!
私触ったことないんですけど。
しかも刺さると酷いときは痛みが一週間くらい残るそうで……。軍手必須!
なんで毛ガニだけあんなにびっしり毛が生えているんだ? と思ったら、
逆に殻が柔らかいから、それを守るためなんですね!
体の毛に泥をつけて目立たないようカモフラージュして生き延びる
毛ガニの値段が高い理由になっているかもしれないんですが、
あの毛に泥をつけて隠れているから、人間も見つけにくくて大変みたいですね(笑)
私ひらめいたんですけど、擬態している生き物をひたすら探す、
ウォーリーを探せ的なアプリなんてないのかな? 結構楽しそう!
タラバガニってカニじゃないの?!
タラバ蟹さん!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
実はヤドカリに近い生き物だが、味も良く見た目もカニっぽいのでカニと呼ばれている。
脚はハサミをふくめて8本に見えるが、コウラの中に小さな脚が2本あるので全部で10本。
大きさは脚を広げると1メートル以上。
太い脚の中にはぎっしりと身がつまっていて食べ応えは満点。
実はヤドカリに近い生き物だが、味も見た目もカニっぽい
はあ~~~!!?!? マジかよ!!!
ヤドカリ気味なんだ?!
タラバガニ(鱈場蟹、学名:Paralithodes camtschaticus、英語:Red king crab)は、
十脚目(エビ目)- 異尾下目(ヤドカリ下目)- タラバガニ科 (en) - タラバガニ属 (en) に分類される甲殻類の一種(1種)である。
タラバガニ属はタラバガニを含む5種からなる。
和名に「カニ」の名があるが、生物学上はヤドカリの仲間である。
(出典:Wikipedia)
本当のようですね……。「ヤドカリ下目」って書いてあります。
脚は8本に見えるが、コウラの中に小さな脚が2本あるので全部で10本
ふつうのカニは、ハサミを含めて左に5本、右に5本、あわせて10本の足が生えています。
タラバガニは、パッと見ると左に4本、右に4本しか見えません!
実は甲羅の中にもう一本ずつあったなんて……。
甲羅の中の足は、甲羅内を掃除するために使うそうです。
また、ヤドカリも足は外に8本出ていて、貝殻の中に2本隠しているとのこと。
ヤドカリとタラバガニの共通点ですね。
そしてタラバガニはなんと、縦歩きもできるようです!
これも普通のカニと違うところですね。
ちなみになんでカニは横歩きなのかというと、足の付け根がそれぞれ近いので、
少し動かすと足どうしがぶつかっちゃうから、前後には動かしにくいためだそうです(笑)
カニの不自由さ、かわいい!
タコってどこが脚でどこが体でどこが頭なの?!
タコさん!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
8本の脚は実は腕。大きな頭も実は体。
本当の頭は腕と体の間にあるという、なんとも不思議な体つき。
やわらかい腕でカニやエビ、貝などをからめとって食べてしまう。
おそわれるとモワッと広がるスミをはき出し、敵から見えなくなったスキに逃げる。いわば雲がくれの術。
8本の脚は腕、大きな頭は体、本当の頭は腕と体の間
こんがらがりますね~! (タコだけに)
わかりやすい画像があったので、拝借します!
なるほどたしかに、頭より上のほうが体だ! いろんな内臓が詰まってる!
(画像出典:なぎさ海道)
スミをはき出し、敵から見えなくなったスキに逃げる
タコやイカが墨を吐くのは有名ですが、
実際に吐かれたらすっかり姿を見失っちゃうのかな? 逃げるの上手いのかな?
と、タコの逃げテクが気になって、動画を探してみました!
タコ、逃げるの早い! スミびびる! 擬態上手い! どこいった?!
結構わからなくなっちゃいますね! タコやるなあ~。
チンアナゴの名前の由来は犬?!
チンアナゴ!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
白地に黒の水玉模様が犬の「チン」という種類に似ていることから「チンアナゴ」と呼ばれるようになった。
海底の砂に群れで巣を作り、砂から頭を出して潮の流れに乗ってくるプランクトンを食べる。
とてもおくびょうで、危険を感じると素早く巣穴にかくれてしまう。
白地に黒の水玉模様が犬の「チン」という種類に似ていることから「チンアナゴ」
こちらが犬の「チン」ですが……
別にそこから取らなくてもいいんじゃないかな感はすごくあります。(笑)
全然関係ないですが、いつだったかな? 結構前にニコニコ動画生放送で、
サンシャイン水族館のチンアナゴ水槽をまる二日ほど映しっぱなしにするという
どうかしてるプログラムがあったのを覚えています! 私は16時間くらい観ました。
オウムガイって体液を調節することで泳ぐの?!
オウムガイちゃん!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
6000万年前くらいに現在の姿になったといわれている、美しい縦じまのカラを持つタコやイカの仲間。
カラの中に空気と体液が入っていて、体液の量を減らしたり増やしたりと調節して、自分で浮きしずみをする。
大きいカラから触手を90本近く出して岩につかまったり、獲物をつかまえる姿は太古の海へのロマンを感じさせる。
6000万年前くらいに現在の姿になったといわれている
ポケモンのオムナイトやオムスターのモデル。まさに生きた化石ってやつですね!
太古の昔、オウムガイはいろんな形の種類に進化したそうですが(殻がまっすぐのものとか)、
約6000万年前に、現在のオウムガイの形で落ち着いたようです。
ちなみにオウムガイの名前の由来は、
この顔の上にある殻の部分が、オウムのクチバシっぽく見えることから。
体液の量を減らしたり増やしたりと調節して浮きしずみをする
なんとこの殻の中にはいくつもの部屋があって、それぞれの部屋の中に空気が入っているのだそうです。
その空気のおかげでぷかぷか浮くことができると。
そして沈みたいときは、自分の体液を部屋の中に追加して調節するみたいですよ!
なんかそれって操縦難しそうですけど……。本人たちはちょちょいのちょいなんですかね?
気になって調べてみたら、やっぱりそんなに動くのは上手じゃないみたいで、
バックしているとよく壁にぶつかるみたいです(笑) 愛おしい……。
先日すみだ水族館に行ったときにオウムガイちゃんを見てきましたけど、
マジで化石じゃねーのか? ってくらい動いてませんでした(笑)
触手を90本近く出して岩につかまったり、獲物をつかまえたりする
90本ってすごいですねめっちゃありますねー!
見た感じだと、20本30本くらいに見えますけどね。
この触手を使ってうまく岩などにしがみついたり、地面を這ったりするそうです。
たしかにすみだ水族館のオウムガイも壁でじっとしてました。
あれは触手を使ってはりついていたのかな?
ちなみに触手にはタコのように吸盤があるわけではないそうです。
人間から嬉しそうにエサを受け取るオウムガイさんの動画があります。
たしかにこうして見てみると触手は細くてたくさんありますね!
カブトガニってカニってよりクモなの!?
カブトガニちゃん!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
はるか昔恐竜が栄えていた時代から姿を変えずに生きてきた、いわゆる「生きた化石」。
背中はかたいコウラにおおわれており、その平らな背中と長いしっぽはシンプルでシルエットにムダがない。
名前にカニとついているが、本当はクモやサソリに近い生き物。
はるか昔恐竜が栄えていた時代から姿を変えずに生きてきた
こっちはポケモンのカブトのモデルですね。
オウムガイと同じで大昔からこのビジュアルで通ってるんですねー!
ちなみにオウムガイは尻尾がとがっていますが、
これは攻撃するためではなくて、ひっくり返って動けなくなったときに、
よいしょよいしょと元に戻るために使うようです(笑)
尻尾使っても起き上がるのめっちゃ下手くそですけど……。
名前にカニとついているが、本当はクモやサソリに近い生き物
たしかにカニには見えないけど、クモやサソリにはもっと見えない。びっくりですね。
とはいっても、クモやサソリに近いというだけで、ほとんど独自の種類のようです。
ダイオウグソクムシってやっぱダンゴムシなの?!
ダイオウグソクムシ!!
~とびだせ どうぶつの森の博物館の解説~
深海に棲む最大50センチにもなる、世界最大級のダンゴムシの仲間。
コワモテなのにどこかユーモラス。
ずんぐりとした丸みをおびた体格だが、意外と素早い動きで泳ぐことができる。
食欲はおうせいで、海底にしずむ動物の死がいを食べつくすことから「海のそうじ屋」と呼ばれている。
最大50センチにもなる、世界最大級のダンゴムシの仲間
まずダンゴムシは虫じゃありません。実はエビやカニの仲間で甲殻類です!
なのでダンゴムシは実は水も平気みたいなんですよね。
そんなダンゴムシのもっともっと水中適応版がグソクムシなのかも!
意外と素早い動きで泳ぐことができる
ダイオウグソクムシ、実際に水族館で見たことがあるんですけど、
私が見ている間はぴくりとも動きませんでしたw すご~~くおとなしいです。
だけど泳ぐとこんなに速いんですね! しかも背泳ぎ!?
めちゃくちゃな泳ぎ方ですね。実際に見てみたかったな~!
食欲はおうせいで、海底にしずむ動物の死がいを食べつくす
ダンゴムシもですが、死肉を漁って過ごすようです。
魚などの死体が落ちてくると、すごい勢いで食らいついてお掃除完了しちゃうそう。
海底はグソクムシのおかげで綺麗かもしれませんね。
食いしんぼである反面、ずっと食べなくても平気でいられるとも知られています。
深海に死肉がいつでもあるかはわからないので、飢餓に強い生態になっているのかも。
というわけで、どうぶつの森から学ぶ、海の幸のおもしろ雑学をご紹介しました!
長くなってしまいましたが、前編と後編あわせて20個おおくりしてきました。
まだまだ、ムシやサカナの方もおもしろい解説がたくさんあるので、
また別の機会にそちらもこのブログで紹介しますね!
どうぶつの森といえば、スマホアプリも楽しみですよね~!!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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